血沸肉踊隊 第三回公演 『天廻物』に

ご来場いただきまして、誠に有難うございました！

 

無事公演終了いたしました！！！

 

本日朝5時まで打ちあがりまして、

始発で家に帰り、6時過ぎに寝たのですが、

 

朝8時にパッと目が覚めて、

「ダメ出しを書き出さなきゃ！

今日はどこ稽古しよう！！」と跳ね起きました。

 

記録用ビデオのSDカードをカバンから出そうとして、

「あ・・・もう終わったのか・・・」

と気付きました。

 

そしてホッとしてそのままソファで寝て、

朝10時にまた目が覚めて、

「今日小屋入り何時だっけ！？風呂入らなきゃ！！」

とまた跳ね起きました。

 

「いい加減にしろ！」と自分自身に言い聞かせて

布団に入ったのですが、2時間置きにそんな事を繰り返していました。。。

 

 

まだまだ私はぐるぐると劇場の中を夢と現の狭間で徘徊しているのです。

 

もしかしたら私のいない所でまだ『天廻物』は上演しているのかもしれません。

 

 

今回は出演者7人中、5人がほぼ初めましての人で、

それを望んで公演しようと思っていたのですが、

やはり自分が一つの劇団の劇団員として10年近くいたので、

色んなギャップが激しかったです。

そこが面白くもあったのですけど。

 

私は宛書きしか出来ないのですが、

登場人物がなかなか勝手に話し出さなくて

珍しく何度も何度もエチュードなんかもしたりして、

時間もないくせに１からゆっくり芝居を、出演者を

知りながら作品を作っていけたように思います。

 

戯曲を本番2週間前に変更したり、

ラストが決まったのが小屋入り1日前だったり、

セットのオブジェが小屋入りの日に出来たり

本番2日目から鬼のような稽古を始めたり、

2日目にヴァイオリニストの高橋香織さんに出演していただいたり、

ラスト3日前から大太鼓を舞台袖から鳴らしたり、

ラスト2日前からパーカッションではじめろんさんに急遽出演していただいたり、

まあ、とんでもなくバタバタして毎回、

段取り的にも、照明、音響もどんどん変化して同じ事が一つとない公演でしたけど、

今回のメンバーで出来た事を幸せに思います。

 

 

主宰として、作家として、演出家として、役者として、本当に

色々な事を学ばせていただきました。

 

お客様にも

 

最近人生についてモヤモヤとしていたんだけど、

今回の芝居を観て、何故か知らないけど少し肩の力が抜けた。

混沌とした世界観でありつつも終始楽しかった。また絶対観たい。

 

という有難い感想もいただきました。

 

観には行けないけれどと愛知からお花を届けて下さったり、

大阪や北海道からわざわざ今回の芝居を観る為に駆けつけて下さったり、

用事が少し早めに終わったからと当日飛び込みで来ていただいたり、

1か月前からちゃんとご予約を下さった方がいらっしゃったり、

1度観て面白かったと、2回観に来て下さった方がいらっしゃったり、

沢山の差し入れを下さったり・・・と色んな方に観ていただき、

本当に本当に有難い事この上ありません。

本当に有難うございました。

 

 

第4回公演は来年の春あたりに出来たら良いなあと思っております。

まだ全然未定なのですけれど。

色々また初心に返って、一から勉強したり学んでいきたいと思います。

 

ご来場いただきました皆様、

本当に有難うございました。

 

また一歩一歩、謙虚に、頑張りたいと思います。

 

 

血沸肉踊隊 隊長　谷口幸穂