蝸牛の歩み

やっと、やっと、普通の生活リズムが取れてきた。

 

と言いますのも、

実は昨年の4月位からずっと『ちゃんと』眠れなかったのです。

 

昨年8月の第二回公演、9月末のマイサンシャイン出演、

そして先月2月の第三回公演と、

息つく暇なくぶっ続けで走っていたような気がして、

ソファで寝たり、布団に入っても何だか眠れない事が多くて

何だか気が休める事がほとんどなくてですね。

まあ、休む気もなかったのですけれど。

 

第三回公演が終わって、一段落したからなのか、

本当、カタツムリみたいな状態で。

ずっとのそのそとしていたのです。

とにかく何をするのも億劫になってしまって、

1日出掛けたら、その後2日位寝込む、という体たらく。(笑)

 

そして福岡に出掛けてタクシーの運転手をやり、

北海道の網走刑務所を脱獄して、逃げた先の集落でマタギになり、

その後大阪でアイドルを目指していました。

 

あ、『龍が如く5』っていうゲーム上での事なんですけどね。(笑)

 

ゲームって本当、時間があっという間に過ぎていく魔物です。

やってから、あの時間は何だったんだっていつも思うくせに、

カタツムリ生活をしていると、ついつい手がのびてしまいます。

はぁ。

 

映画とか観る気もあんまり起きなくて。

hulu という動画配信サービスに加入しているのですが、

ついついバラエティ的なものを観てしまう。

 

『 Top Design 』という2007年のアメリカの番組なのですが、

かなり面白かったです。


インテリアデザイナーの卵12人が、あるお題と予算を渡され、

ハイセンスな部屋を時間制限内で作っていき、

審査され、最下位は脱落していくという、

TVチャンピオンのインテリアデザイナー王選手権、みたいなものです。

 

しかしこの番組の更に面白い所が、全て個人戦なわけじゃなく、

団体戦もあるのです。

 

3人1組になってパーティー会場を作ったり、

全員で作業を分担して一軒家のガレージを改装したり。

 

キャラクターが見事に全員違うので、

主張が激しく主導権をとにかく握りたい人や、

逆に圧倒されて何も言えなくなってきてしまう人、

自分のやりたい部分だけをやっちゃう人、

黙々と作業に励む人がいたり。

 

集団で何か一つのものを創るという事が、

芝居にも通じていて大変興味深く観ました。

 

んで、黙々と頑張って作業に没頭してた人が脱落の危機に面したりする。

「デザイナーならもっと自己主張すべきでしょ!」と審査員に突っ込まれたり。

私が日本人だからかなのか何なのかは分からないけれど、

「そういう人もいないと作業進まないよ!!バラバラにナッチャウヨ!!」とか思ったり。

でもでも「一発勝負なのだから、もうちょっと強く意見を言えばいいのにな」とも思ったり。

協調性も大事だし、自主性も大事。どちらかに偏るとそれはそれで問題。という。

 

違う個性がぶつかり合ってクリエイティブなモノを創るって

本当に難しい事だし、だからこそ面白いモノが出来上がるのだなと

再確認いたしました。

 

そんなカタツムリ生活を送っていたわけですが・・・って

カタツムリ自体は怠け者じゃないし一生懸命生きてるのだから

語弊がありますね。

 

要するにダラダラのそのそ無気力生活を送っていたわけですが、

昨日、何だか急にやる気が沸いてきたのです。

 

衣装や布の入った段ボール20箱が散乱していたんですけど、

布も色ごとに全部分け梱包し直し、

衣装もいる物といらない物に仕分けし、

やっと人を呼べるかもって位に片付きました。

 

ようやく人間としての生活に戻ってきたように思います。

遅っ!って話ですが。

 

下の写真は『浸染物』では舞台セット、

『天廻物』では小道具を置く台として活躍してきた階段です。

側面が空洞になっていて、中に物を入れられるのですが、

今は洗濯機の横に置いて、洗剤や柔軟剤を入れてます。

どんだけ使い回すんだって話ですが(笑)

我が家の模様替えが済んだら猫のベッド兼キャットタワーにしようかなと

目論んでいます。

トコトン使い回しそうな予感です。