本日はご来場いただきまして、誠に誠にありがとうございます。
今回のお話は、どういう話にしようと昨年うんうん唸りながら考えていた頃、

寝ている間に物凄く良い話が浮かびました。

朝起きたら、すぐに書き留めなくては！とワクワクしておりました。

・・・しかし、朝起きてみたら「良い話が浮かんだ！」しか残っておらず

すっかりどんなお話か忘れてしまって

枕をガポッと丸飲みしてしまいたい程悔しい思いをしました。

（実際にちょっと布団は噛んでしまいました。。。）

次の機会は絶対に逃すまいと枕元にノートと鉛筆を置いて意気込んで眠りました。

しかしそう意気込むとなかなか見れるものではありません。

何日か経ち、ノートと鉛筆の存在も忘れかけた頃、

ああ、そういえばとノートを何気なく見てみると、全く覚えがないのですが、

『かたつむり』

とだけ半分眠ったような字で書いてありました。

夢が映し出した言葉を書き留める。そして自分の意識は全くない。

いや、あったのに忘れてしまっている。。。無意識と意識の狭間・・・夢と現実の狭間・・・

そんな所から着想を得てこのお話を書きました。

そして、着想は得たものの、途中から本当にまあ、苦戦しまくるのですが、

心温かいキャストの皆さま、心強いスタッフの皆さまに支えられて

何とかここまでこれました。

本当自分の甘さやちゃらんぽらんさに打ちひしがれる毎日です。

そして何よりも本日ご来場下さいました皆様のお蔭で

この第三回公演が出来るのだと思っております。

心から、心の奥底から感謝いたします。

血沸肉踊隊　隊長　谷口幸穂